【ピアノ発表会】中学生にオススメな作品を20曲集めてみた(前半)

【ピアノ発表会】中学生にオススメな作品を20曲集めてみた(前半) 楽曲紹介
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どうも、音大生のこうきです。今回は中学生のピアノ発表会にオススメな作品を20曲選んでみました。今回はその前半。バッハからショパンまでをご紹介します。中学生は時間が取れない人が多いように思います。そんな方には技術的に簡単で内容のある作品がおススメです。とくに美しい作品であれば、練習中もその美しい作品に心を浸せます。

目次

バッハ:イタリア協奏曲

J.S.バッハはほとんどの作品をキリスト教の教会のために書き、それらは宗教曲として崇高に扱われています(マタイ受難曲、ミサ曲ロ短調など)。しかし、バッハの作品にも世俗音楽は存在し、イタリア協奏曲は特にバッハが自費出版した作品としても知られています。

バッハの1世代前に流行っていた「合奏協奏曲」をチェンバロ1台で表現した作品です。pianoはソロ、forteはtuttiのように演奏すると、合奏協奏曲のような音響が得られます。みなさんも、合奏協奏曲を聞いてみてくださいね。

バッハ:フランス組曲第5番より

バッハの組曲は対位法の作品が含まれていないので、バッハ嫌いであっても弾きやすい作品が入っています。とくにこの作品のガヴォットは聞き馴染みのある作品ですから、ぜひ1度演奏してみてくださいね。

モーツァルト:幻想曲ニ短調

幻想曲というジャンルは実はバッハの時代からありました。バッハの有名な「シンフォニア」は最初「ファンタジア」と書かれていたそう。オルガン曲の「幻想曲BWV.527」は非常にカッコいい作品なので、1度聞いてみてください。

モーツァルトと聞くとどこか硬く、改まった感じがするとおもいますが、幻想曲に関しては違います。そもそも、モーツァルトの音楽は実に自由で、それは彼のオペラによって裏付けることが出来ます。

モーツァルト:ピアノソナタK.330 ハ長調

モーツァルトのピアノソナタはどれもみずみずしく生き生きとした作風ですが、こんなにも鮮やかにつくられたソナタも他にありません。チャイコフスキー国際音楽コンクールで第2位を獲得した藤田真央さんは、この作品を第1次予選で演奏されました。

ベートーヴェン:ピアノソナタ第8番Op.13「悲愴」より第1楽章

ベートーヴェンのピアノソナタはハンス・フォン・ビューローによって「新約聖書」と呼ばれています。32曲のソナタすべてが珠玉の作品、という訳ではありませんが、非常に高い作曲技法と時代の流れによる響きの変遷が伺えるこの作品集は、まさに新約聖書と呼ぶにふさわしいでしょう。

この「悲愴」は、実はベートーヴェンが名付けたものではありません(微妙らしい)。第2楽章がとても有名なのですが、今回はあえて第1楽章をオススメします。初めて長いゆっくりの序奏が付いたソナタで、ソナタ史でも特筆すべき作品です。

ベートーヴェン:ピアノソナタ第26番Op.81a「告別」

こちらの告別は、ベートーヴェンが名付けています。楽譜の冒頭には「Lebe wohl(さようなら)」と、楽譜の上に書かれています。ベートーヴェン中期の終わりを告げる作品です。

シューベルト:即興曲Op.90-3 変ト長調

シューベルトで1番美しい作品と言えるでしょう。Op.90の即興曲集はどれも優れていますし、弾きやすいのでぜひ全曲弾いてみてくださいね。

練習時間があまりとれない中学生にオススメです。暗譜が少し大変ですが、技術的には難しくなく、また美しい作品に心を浸しながら練習することが出来るでしょう。

メンデルスゾーン:ロンド・カプリチオーソOp.14

メンデルスゾーンのピアニズムは少し厄介で、非常に難しい。彼のピアノ協奏曲ト短調を見ると分かるのですが、それはもう指が動く人で、しかも異常に音が経っていたことが分かります。この作品は時間が取れる中学生にオススメな作品です。

ショパン:スケルツォ第2番Op.31

スケルツォについての記事はこちら!

ショパン:バラード第1番Op.23

バラードについての記事はこちら!

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まとめ

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