【ピアノ発表会】小学校低学年にオススメ!発表会のピアノ曲10選part3

【ピアノ発表会】小学校低学年にオススメ!発表会のピアノ曲10選part3 楽曲紹介
この記事は約8分で読めます。
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ
にほんブログ村

どうも、音大生のこうきです。今回は、小学校低学年にオススメのピアノ発表会の作品をご紹介します。今回で第3弾です。いつものように習いたて向け、中級編、上級編に分けて作品を考えてあります。少し難しめの選曲にしてあるのは、子供の可能性を存分に引き出してほしいからです。少し難しいようでも、子供にとってはそんなに難しくありません。ですから、どんどん難しい作品をチャレンジさせてくださいね。

Part1はこちら→【ピアノ発表会】小学校低学年にオススメ!発表会のピアノ曲20選

Part2はこちら→【ピアノ発表会】小学校低学年にオススメ!発表会のピアノ曲10選part2

目次

【初級編】習いたての子

ブルグミュラー:25の練習曲集より「素直な心」

ブルグミュラー25の練習曲集の最初に入っている作品です。誰もが聞いたことがある、名曲です。小さなあの時は、もっと素直な心で弾けていたかもしれませんが、音大生になった今、うまくスラーをつなげることで精一杯です。

習いたての子にとっては少し難しいかもしれませんが、発表会と言うことであれば別です。2ヶ月ほど時間をかければ必ず弾けると思います。小さい時だからできる表現を、ぜひ味あわせてあげましょう。

ブルグミュラー:25の練習曲集より「清らかな小川」

同じくブルグミュラー25の練習曲集に入っている作品です。ブルグミュラーの発表会ではあまり惹かれない作品ですが、表現豊かな作品が揃っているので、時間をかけて作り上げるのに適した作品集だと思います。

また、この25の練習曲集の前での作品を二台ピアノ用にアレンジした作品集も存在します。1人では少し物足りないのであれば、ぜひ二台ピアノで演奏してみてください。この作品はテンポがとても遅いので、弾けると思います。

ストリーボック:金の星

ストーリーボックも、ブルグミュラーと同じようにピアノ教育用の作品をたくさん残しました。僕も、ブルグミラ25の練習曲集とストーリーボックを併用して勉強しました。可愛らしい作品がたくさんあります。

習いたての子にとっては、少し時間が必要だと思います。3ヶ月ほどは必要でしょう。しかし、習いたての頃は飽きやすいので、この曲を3ヶ月も持つと少し苦痛かもしれないので、その際はブルグミュラーにしましょう。

【中級編】バイエル後半程度

エルメンライヒ:紡ぎ歌

曲こそよく知っているのですが、作曲者が思いつきませんでした。メンデルスゾーンのつむぎうたは有名ですが、メンデルスゾーンではありません。エステンかと思いきや、エルメンライヒと言う作曲家でした。

中級程度の子供にとても合う作品で、細かいパッセージの練習にもなります。中間部は奇妙な感じがしますが、和声的には理にかなっています。僕は、ここの和声がとても奇妙で不思議な感じがしたので、ぜひ説明してあげてくださいね。

パデレフスキー:メヌエット

パデレフスキはポーランドのピアニストであり作曲家で、なんと大統領も務めた偉大なる人です。日本で知られているのはやはりショパンのエディションでしょう。今の半分以上の演奏は、パデレフスキー版だと思います。

この作品で難しいところはやはり、ターンでしょう。あまり難しそうに聞こえないのですが、指が回らない子にとってはかなり難しい作品です。可愛らしい中にもこのような難しい部分がある、ある意味薔薇のような作品です。

ボッケリーニ:メヌエット

テレビのシーエムなどでよく使われている作品で、演奏したことがある方も多いと思います。この作品の原曲は弦楽四重奏曲で、ピアノではありません。ですが、1番有名なのはピアノ版でしょう。

この作品も、パデレフスキの作品と同じように、装飾音符が厄介です。よくさらってくださいね。また、途中の6度の音階が少し難しいです。耳の感覚とての感覚をよくすり合わせるように練習しましょう。

【上級編】よ〜く弾ける子

中田喜直:エチュード・アレグロ

非常に早い作品です。指が特に回る子でなければ演奏できないと思います。ですが、アレグロなのでビヴァーチェではありません。ましてやプレストでもないので、あくまでアレグロ「快活に、元気に」のテンポで演奏しましょう。

この作品がなぜ人気かと言うと、やはり最後のグリッサンドでしょう。子供向けの作品でグリッサンドを使う作品が珍しいので、とても人気があります。やりすぎて手の皮が抜けないように、練習では鍵盤の上を滑らせるだけにしましょうね。

ギロック:エチュード

こちらも早い作品です。しかも、単旋律ではなく3度が出てくるので非常に難しい作品となっています。僕は、小学校4年生位の時にこの作品を演奏しましたが、全く3度に歯が立ちませんでした。

3度は向いている人と苦手な人がいるので、無理して演奏しなくても良いと思います。手の腱を故障する原因にもなります。ですが、低学年のうちに3度をマスターしておくと、後々楽になるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

ギロック:ソナチネ

ギロックは、その時代の様式に合わせた作品を作るのに長けた作曲家でした。ですから、彼の作品には古典様式からロマン様式まで様々な作品がありますが、この作品はより近代に近い作品でしょう。

第1楽章は、速そうに見えてそんなに速くない作品です。ですから、あまりテンポ速くしないようにしてください。逆に、第2楽章は少し早めに弾いても良いでしょう。第3楽章は突っ走って失敗するケースがよくありますので、注意してください。

モーツァルト:ピアノソナタK.545

今回の記事で1番難しい作品はこの作品でしょう。初心者のためのソナタと言われますが、モーツァルトのエッセンスが詰まったとても難しい作品です。特に、音域の広いアルペジオはとても難しいです。

低学年の子供は、大体7度位まで届くと思います。ですから、広いアルペジオを演奏するときは、手首の回転によって補助しましょう。あまりにきついようであれば、他の作品に切り替えるなど、手の大きさに合わせた選曲を心がけてくださいね。

まとめ

低学年向けの作品で1番考えるのが難しいのは初級編です。発表会で映える作品となると限られてくるので…。最近バスティンという作曲家がキテいるそうなので、少し見てみようと思います。

合わせて読みたい

コメント

タイトルとURLをコピーしました