【ピアノ練習のコツ】ピアノを練習するときに気をつけること③「計画」

【ピアノ練習のコツ】ピアノを練習するときに気をつけること③「計画」 練習法
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どうも、音大生のこうきです。今回は【ピアノ練習のコツ】ピアノを練習するときに気をつけることシリーズ第3弾をお送りいたします。前回は主に集中について書いていきました。今回は皆さんが疑問に思うであろうピアノ練習の計画について解説していこうと思います。

前回の記事はこちら→【ピアノ練習のコツ】ピアノを練習するときに気をつけること②「集中」

皆さんは演奏会の日の大体何日前から演奏会を意識するようになりますか? 1週間前の人、2週間前の人、1ヵ月前の人など様々だと思います。しかし、皆さん必ず感じたことがあるでしょう。

「このままでは演奏会に間に合わない。」

演奏会に間に合わないと思うとどうしても焦ってしまい、練習効率が落ちてしまいます。そうすると、間に合うはずの演奏会も間に合わなくなってしまいます。そこで大事なのが計画です。そんな大事な計画について、今回は解説していきます。

目次

ピアノ練習のコツ1.練習計画を作ること

計画をもって練習すること

練習計画を作るにあたって最も大事な事は、練習計画通りに練習することです。詳しい方法は後述しますが、計画は実行することによってのみ意味を発揮します。計画を作ったのにそれに沿わないのは、レシピを検索したのにレシピを見ないで料理をするのと同じです。

せっかく時間をかけて計画を練るのですから、その計画通りに練習を進めましょう。そうすると気分にも余裕が出て、練習がはかどります。また、本番に間に合わないと言う危機感から別れることができるので、安心して日々を過ごすことができます。

ピアノ練習のコツ2.練習計画作成の注意点

1.無理な計画は立てないこと

練習計画作成に当たって1番重要な事は無理な計画を立てないことです。大抵の人はこれもできる、あれもできると考えて計画を詰め込んでしまいます。しかし、そのような計画は絶対に遂行できません。遂行できないような計画を立てたのにもかかわらず「私はなんで計画通りに練習できないのだろう」と自己嫌悪に陥ってしまいます。

2.ゆるすぎる計画もまた無駄

計画はきつすぎてもだめですが、ゆるすぎても意味を発揮しません。ゆる過ぎる計画はもはや計画ではありません。確かに半年もかければたいていの曲は演奏できるようになりますが、半年先の演奏会の予定と言うのもなかなか立ちづらいものです。適度にストレスのある練習計画を作るようにしましょう。

3.同時に曲を練習すること

大抵の人は複数の曲を同時に練習していると思います。それ自体はとても良いことですが、練習計画を練るのが少し難しくなってしまいます。重要な事は、同時に持っている曲は同時に練習すると言うことです。1日に1曲だけ練習すると言うのは、あまりお勧めしません。

特に譜読みの段階の曲は弾いた回数によってどんどん作品を頭が覚えていくので、毎日演奏する必要があります。1日1曲と考えて計画を練るのはあまり効果的な計画の立て方とは言えません。特に苦手な作品は毎日練習するように心がけましょう。

ピアノ練習のコツ3.練習計画にできるだけ沿うこと

決めた練習計画に沿うこと

計画を立てる意味は、その練習計画に沿って練習することです。ですから、なんとしてでも練習計画に沿って練習しましょう。これは言うのは簡単ですが、実行するのはとても難しいことです。なぜなら、私たちは計画を立ててもそれ通りに行動した経験があまりないからです。

きっと皆さんも今年の目標を立てたでしょう。皆さんはその目標を覚えていますでしょうか?私は覚えていません。いいえ、立ててもいません。どうせ忘れるのですから。しかし、練習計画を忘れないでくださいね。せっかく立てるのですから!

練習計画から外れそうになったとき

練習計画から外れそうになってしまうことがあると思います。その時は、練習計画を作っているときのことを思い出してみてください。

「この計画があれば、私はもっと上手くなれる。そして、発表会までにこの作品を演奏することができる。」

と言う希望を持って練習計画を立てると思います。今、私は練習計画を放棄することによって過去の自分を否定しようとしています。皆さん、どうか思いとどまって、過去の自分を肯定してあげてください。

ピアノ練習のコツ4.柔軟な練習計画を作ること

練習前にお腹が痛くなるかもしれない

練習計画というと例えばこんな感じになります。

  • 20:00 ハノン 1〜10
  • 20:15 ベートーヴェンのソナタ
  • 21:00 ショパンのスケルツォ1番

このような練習計画も良いのですが、特に几帳面な人は気をつけてください。このように20時にハノンを練習すると決めると、どうにかして20時にハノン練習したくなってしまいます。しかし、考えてみてください。別にハノンを20時ぴったりに練習する必要は無いのです。

よくあるのは、20時ぴったりに練習を開始できなかったからもうどうでもいいや、となってしまうことです。別に20時ぴったりじゃなくてもいいのですあなたはお腹が痛くなるかもしれないのです。ですから、時刻に関しては大体でいいのです。大体練習時間を決めていれば、オッケーです。

最低限練習することを決めること

とはいっても、最低限練習することが決めておいたほうがいいと思います。逆に言えば、最低限練習することをしっかり練習すればオッケーなのです。ハノンとベートーヴェンのソナタを練習することは大して難しくありません。しかし、その2つを練習できただけでもかなりの成果となります。

計画を作ると言うとどうしても厳しくなってしまいがちですが、少なくとも自分をコントロールすると言う快感を味わうことができます。皆さんは、この計画を作る前までは、この最低限の練習もできていないと思います。ですから、これで良いのです。

まとめ

ピアノの練習計画の作り方について解説しました。ピアノの練習計画はあまり詰め込みすぎず、かといってゆる過ぎず、適度なストレスを感じるように計画を立ててください。無理な計画を立てて立てさせるのはあなたです。

しかし考えてみてください。皆さんは最低限これだけはやると言う練習を考えますが、大抵計画を作る前はその最低限の練習もできていないのです。ですから、計画した最低限の練習をするだけでも、皆さんは前の自分より進歩しています。それでオッケーなのです。

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