【音大生の日常3】大学内の雰囲気について

【音大生の日常3】大学内の雰囲気について 雑記
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どうも、音大生のこうきです。ただいま帰りの電車に乗りました。今日はとても遅い日なのです。

さて、今日は【音大生の日常3】と題しまして、音楽大学の中の雰囲気を事細かに説明してみようと思います。大学経験者なら大学の雰囲気はわかりますが、音大に入ったことがある人はなかなかいないのでは?

目次

音大の雰囲気1.音が多い

音大ですから、もちろん音に溢れています。建物内に入れば、ピアノの音、合わせで一緒に演奏している音、歌の声がどこからも聞こえてきます。慣れると全く気にならなくなるのですが、初めて来た人には驚きでしょう。

また、楽器の研究室の棟に入ると、さらに音は増えます。管楽器の音は特に通るので、防音室の壁を突き破って聞かせようとしてきます。まぁ、下手か上手いか結構わかっちゃうんだけどね…。

もちろん、建物外つまり外で演奏することは禁止されています。近所迷惑ですからね。たまーに管楽器の人が外で練習していますが、はっきり言って大学中に響き渡っています。

音大の雰囲気2.変人

音楽をやる人はどうも変人が多いのです。服、話し方、雰囲気、行動、どこかしらにその人の変な部分はでてきます。しかし、みんな変人なので、浮かないのが音大の凄いところ。みんな、変です。

フリフリの洋服を毎日着てくる人、きけばおばあちゃまが全て手作りしているとか!本当の変人はおばあちゃまなのかもしれません。

あとは、とにかく女の子に絡む男がいます。逆に、男の子に絡む女もいます。あのね、ここ食堂なのにあなたたちボディタッチ多すぎない?え?それで付き合ってないの?あなたたち本当にやばいと思うけど?(実話)

とにかくうるさい人、もうとにかくうるさいのです。話出したら止まらない、べつに聞いてくれなくても良い、とにかく話していたい、という変人もいます。残念ながらその人の話はこれっぽっちも耳に入ってこないのですがね。

音大の雰囲気3.楽器ごとに固まる

楽器ごとに授業が違うので、やはり楽器ごとにグループが形成されます。ピアノ組、管楽器組、弦楽器組、歌組、作曲組のいずれかに分類されます。もちろんそのグループの特色で、大体何の楽器か分かります。

ピアノ組は大体真面目そうな人たちです。荷物が少なく、普通そうに見えますが、やはり変人は多いです。でも1番ノーマルに見えるのが、ピアノ組でしょう。

弦楽器組は大抵楽器を持っています。◯00万の楽器を手放しにすることはできないようです。その中に楽器を持っていない人がいますが、多分その人はコントラバスの人。コントラバスの人は、本番でない限り学校の楽器を借りてレッスンやオーケストラの授業に行きますからね。

管楽器組も大抵楽器を持っていますが、そのケースの大きさはそれぞれ。トランペット、フルート、オーボエ、クラリネット、ユーフォニアム、ファゴット、ホルンetc…。忘れてはならないのは打楽器科。打楽器科の変人度合いは、群を抜いているのですぐにわかると思いますよ。

歌組はとにかくうるさい。どこにいるか、うるささで判断できます。とにかく声が大きく、とにかく歌います。静かなときは、大抵レッスン前ですね。マスクをしている人は、実はそんなにいません。

作曲組は神出鬼没。彼らは大量のレッスン(作曲、和声、対位法etc…)に追われていて、常に寝不足&体調不良なのです。どこにいるか、意外と分かりません。でも、眠そうで疲れてそうな人がいたら、多分作曲の人ですよ。

音大の雰囲気4.レッスン棟の静けさ

音大生には週に1度、専攻楽器のレッスンがあります。それはある意味修羅場で、これからの1週間が天国か地獄か決まるからです。ま、怖い先生の門下生は常に地獄なんだけど、ね…

生と死を司るレッスン棟は、異様な静けさに包まれています。レッスン棟の防音はかなり頑丈で、ほとんど音が漏れません。それが故、レッスン室の中で何が行われているかは一切わからないのです(もちろん小窓はあるよ)。

私の先生に聞いた話では、当時それはそれは怖い先生がいらしていたそうです。その門下生の1人がレッスン前、部屋の前で待っていると、あまりの緊張に過呼吸を起こし、救急車で運ばれたそうな…。本当にあった怖い話ですね。

今日の1曲:グリーク作曲「山の魔王の宮殿にて」(2019.10.24追加)

自分で作ったコーナーを自分で忘れるという大失態を犯してしまいました、本当に申し訳ございませんでした。

ということで、私がいつも作品名を忘れてしまう作品、グリークの「山の魔王の宮殿にて」をお楽しみくださいませ!

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