【指が弱いあなたに朗報】指が弱くてもピアノ弾ける説

【指が弱いあなたに朗報】指が弱くてもピアノ弾ける説 未分類
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どうも、 ピアノ部部長、 音大生のこうきです。今回は指の強さについて考えてみました。みなさん、指が弱いなぁと思うこと、ありますか?確かに、アルゲリッチやキーシン、ホロヴィッツは強靭な指を持っていらこその演奏が出来ているように思います。

しかし、本当に指が強くないとピアノは弾けないのでしょうか?指が強くなくても演奏できる方法はないのでしょうか?実は、あるんです、そもそも、指は鍛えられないのです。え?と思ったあなた、ここから読み進めてくださいね!

【指が弱いあなたに朗報】指が弱くてもピアノ弾ける説
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目次

指が強いと強い音が出る誤解

指が強いと強い音が出るのは誤解です。この動画をご覧ください。

2015年ショパン国際コンクール第3位のケイト・リウの演奏

この方の指、腕にご注目ください。めっちゃ細くてキレイですよね、華奢です。そう、華奢でも、強い音は出せるのです。もちろんガッチリした体格があるに越したことはないのですが、このような細い体でも良い音は出せるのです。

体格に関係なく良い音を出す秘訣を、考えていきたいと思います。

指に筋肉は付いていないから鍛えられない

指に筋肉は付いていないのです。もう1度言います。指に筋肉は付いていないのです。いや、正確に言うと指を動かすのに最も関係のある筋肉は指にはついていないのです。じゃぁ何処についているか?それはもっと肩の方、上腕から先なのです。

ピアニストは指が強かったら、ピアニストの指は太く頑丈なはずです、しかし、ケイト・リウのように細い指でもピアノは弾けているし、太い指は却ってピアノを弾きにくくします。指より鍛えられる部分は腕なのです。腕の方が筋肉は大きいですし、疲れにくいことは分かりますよね。

関節はもっと鍛えられない

関節が弱いと嘆く方もよくいますが、残念ながら関節は鍛えられません。だって普通に考えて骨ですよ?軟骨ですよ?鍛えられるわけがありません。鍛えられたら気になる頬骨だって意図的に削れるはず…おっと。

しかし、関節が弱くてもピアノは弾けます。そもそも関節が弱いというのが僕にはよくわからないのですが、大事なのは関節のバランスです。伸ばしすぎれば第1関節は潰れますし、丸めすぎるとそもそも弾けません。まぁ、関節が潰れてもピアノは弾けるんですよね…。

指が強い=二の腕が強い説

指や関節が強くなくてもピアノは弾けることが分かりました。じゃあ、ピアニストはどの部分が強いのでしょうか?答えは二の腕です。ピアニストは二の腕が強いのです。もちろん、ムキムキという訳ではないですがね。

また、ピアニストは深指屈筋と呼ばれる前腕の下の部分が強いです。そうすると打鍵のスピードが上がり、良い豊富な音が出せるようになります。指が強いというのは、腕の筋肉が発達しているということなのです。

指を動かす筋肉は二の腕より先に付いている

指を動かす筋肉は指ではなく、指より体に近い部分の筋肉が影響しています。つまり、手のひらや前腕、上腕のことです。手のひらに関しては握力を司る虫様筋が付いているのですが、実は握力が高ければ高いほど音量の小さいパッセージは弾きにくくなると分かっているので、多分強くはありません。

問題は腕。指を動かすと腕がぴくぴく動くのが分かりますよね、それが指を動かす筋肉が腕についている証拠です。よく腕には力を入れてゆ部は脱力することが出来る人がいますが、それは本当か否か…。このような本来無理な体の使い方をできるようにと極めると、ジストニアになります。

腕を鍛える方が効率的

指を鍛えようとエチュードやハノンを毎日せっせとやっている皆様、それを弾いても指は鍛えられません。腕も鍛えられません。ぜひ、ダンベルで腕を鍛えましょう。腕を鍛えると、少しですが指が動きやすくなるのが実感できると思います。

ハノンやエチュードは指を鍛えることができません。しかし、指の感覚が鍛えられるのは本当です。私結構ムキムキなんだけど、と思う方は、ハノンやエチュードをやって指の感覚を鍛えてみましょう。音量的なピアノ、フォルテ、またスタッカートやマルカートでさらうのが良いでしょう。

まとめ

指や関節が弱くても、ピアノは弾けることが分かりました。指や関節は鍛えられません。しかし、腕は鍛えることが出来ます。指を動かすと腕がぴくぴく動きますよね。つまり、腕を鍛えると指は動きやすくなります。

しかし、筋肉的に鍛えると同時に、感覚を鍛える必要があります。筋肉は副次的な要素でしかありません。大事なのは感覚です。筋肉量が多い方が感覚は鍛えやすくなるので、筋肉も鍛えて、より一層感覚を鍛えましょう。

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