【ピアニスト】ピアニストになるには?少ない曲をとことん追求すべし!

【ピアニスト】ピアニストになるには?少ない曲をとことん追求すべし! 練習法
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どうも、 ピアノ部部長、 音大生のこうきです。さてさて、私もようやく夏のコンクールが終わりました!結果は最終審査まで残り、入選、という形。私は最終審査まではいくのですが、そこから結果を出せず、苦労しています…というなかで考え出した「ピアニストになるには?」

そもそも長い時間をかけて作り上げた曲は自分でも自信がありますよね。そういう作品をコンクールに出せば強いのですが、事情は違うようです。ピアニストの現状、そして私たちはどうしたら「ピアニスト」になれるのか、勉強方法について考えていきたいと思います。

目次

ピアニストとは?

そもそも「ピアニスト」とは何なのでしょうか?ピアニストに資格や免許は必要ありません。実はピアニストは「自称」なのです。

しかし、フランスやドイツには「国家演奏家資格」という、

日本的に言えば修士を取るときにめっちゃむずい試験を受けて合格すれば取れるよ

みたいな資格があります。ちなみにこれを取ったからピアニストになれる訳でもありません。ここでいう「ピアニスト」は、様々な曲を弾けること、うまく弾けることの2つに定義してみましょう。

様々な曲が弾ける

ピアニストは様々な曲を弾くことができます。ショパンエチュードを全曲弾けるのはすごいのですが、一生ショパンエチュードだけを弾き続けるピアニストはまずいません。基本はショパンだけど、ドビュッシーとかベートーヴェンも弾きますよ、というピアニストが大半です。

ですから、ピアニストが様々な曲を弾くことが出来ることは真でしょう。もちろん、ミケランジェリやポリーニのように、非常に狭いレパートリーを追求し尽くすタイプのピアニストもいますね。しかし彼らも様々な作品を録音し、残しています。

アシュケナージやリヒテルのように、膨大な量の作品を軽々と弾きこなすタイプのピアニストがいることも確かですね。

うまく弾ける

うまく弾けるというのは個人によって違います。ここで議論をするのは面倒なので、各自が思う「上手いピアニスト」を想像してください。

ピアニストになる勉強方法

多くのピアノ学習者はピアニストに憧れ、幼少期から死ぬほど練習しています。のにも関わらず、ピアニストになれるのは極々わずかです。何故練習してもピアニストになれないのでしょうか?運などの要素を除けば「勉強(練習)方法」に問題があると思いました。そこで、ピアニストにより近づける方法を、私なりに考えてみました。

たくさん譜読みすること

ポリーニやミケランジェリは限られた曲しか弾いていないように思いますが、それは全く違います。膨大な作品を弾いて、自分でも極めることができそうな曲を吟味し、実際に極めることができた作品のみコンサートで弾いたり、録音したりしているのです。

我々はどうでしょうか?本番で演奏する作品だけを譜読みし、練習します。弾けなくても「練習不足だ」と言い訳し、そもそも自分に合っていない曲だという可能性を捨てます。これではいつまでたっても、本番での成功は得られません。

ピアノは本番でのみ実力が評価されます。いくら練習で上手く弾けても、本番で上手く弾けなければ意味がないのです。

たくさん譜読みしていれば、自分に合う曲は分かりますし、その曲だけを本番に出すことが出来ます。たくさんの曲を譜読みして、引き出しを充実させましょう。そして、本番は得意な曲だけ出しましょう。

突き詰めた曲を増やすこと

得意な曲だけ演奏しても良いのですが、それではピアニストにはなれません。様々な曲を弾いてこそピアニストの価値があります。

突き詰めた曲を増やすこと=得意な曲を増やすこと

です。自分に合わない曲は捨てて構わないのですが、自分に合う作品は徹底的に突き詰めましょう。その際、できればコンクールの最終審査以外で出すようにしましょう。最終審査で不得意な作品をだし、評価されないのは現実的ではありません。落ちるなら早く、つまり予選の段階で、本番で弾くとどうなるか確かめたい作品を出しましょう。

どの作品も上手く弾けることに越したことは無いです。しかし、それを成し遂げるにはアルゲリッチでさえ500年必要と言っています。この世の作品をすべて聞くことすら叶わない今、作品を吟味して演奏することは必須です。

まとめ

こちらの記事は私が考えたことなどをどんどん更新していくつもりです。未来の私はこの記事に対し

こんな浅はかな気持ちだったからピアニストに慣れなかったんだよバーカ

と思うか

この年の割にはよく考えられていたかも

と思うか、私自身楽しみです。

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