【ピアノ練習のコツ】ピアノを練習するときに気をつけること①「時間」

【ピアノ練習のコツ】ピアノを練習するときに気をつけること①「時間」 練習法
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どうも、音大生のこうきです。だいぶご無沙汰してしまいました。今日から週に1.2回程度更新していく予定ですので、またよろしくお願いいたします。

さて、今日から【ピアノ練習のコツ】ピアノを練習するときに気をつけることと言うシリーズを発信していこうと思います。これは、以前までご紹介したピアノ練習のコツをもっとわかりやすくまとめたものです。

10記事シリーズでお届けする予定ですが、増える事はあると思います。もし、ピアノの練習で不明な点があればどうぞコメントをよろしくお願いいたします。

さて、今回は「練習時間」について書いていこうと思います。皆さんは1日に何時間練習していますか?日中が忙しいから夜の2時間、もっともっと上手くなりたいから1日8時間、日によってまちまちなど様々な意見があると思います。

しかし、結論から言ってしまえばピアノは練習した分だけ上手くなります。効率の云々、下手になる練習をすると下手になることがありますが、基本的には上達するはずです。今日はそんなことについて詳しく書いていこうと思います。

目次

ピアノ練習のコツ1.たくさん練習すること

たくさん練習すれば上手くなる

基本的に、たくさん練習すれば上手くなります。かのフランツ・リストは、1日に重い鍵盤で6時間以上練習するようにと言っていましたし、ピアニストのラン・ランは、厳しい父親により20時間ぶっ通しの練習をしたこともあると言っています。

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20時間と言うのは極端な例ですが、結局、たくさん練習すれば上手くなると言うのは本当だと思います。もちろん、怪我をするリスクや時間が取れないなどの問題はありますが、このようなたくさんの練習への挑戦によってピアノが上達する事は否めません。

弾けない人は大抵練習していない

このように言うのは、弾けない人は大抵練習していないと言うこともあるからです。今、ピアノの練習についての話題の中心は効率化です。効率が良ければ練習時間は短時間で済む、という説話が尽きません。

しかし、どうでしょうか。いくら効率が良くても、効率が良い練習を1日10時間やるのと、効率の良い練習を1日2時間やるのでは、圧倒的に前者が有利でしょう。この議論において効率が良い練習と言うのは前提で、さらに時間を費やすと言うことが、上達する秘訣です。

ピアノ練習のコツ2.無駄に練習しないこと

がむしゃらに練習しないこと

たくさんの練習によって下手になる事はたまにあります。これは、頭で考えずがむしゃらにピアノを練習しているからです。曲を何回も何回も通したり、弾けないのに何回も練習する事は全く意味がありません。

「弾けない、弾けない」と騒ぐ人は、大抵正しい弾き方を知らずに(考えずに)、がむしゃらに弾けないまま曲を反復しているからです。「犬」を「太」と間違えているのに、「犬」という字が書けないと言っているのと同じ理屈になっています。

集中力があるときに練習すること

たくさんの練習によって下手になることを避けるには、集中力があるときに練習することが必要です。集中力があれば弾けない箇所が分かりますし、その対処法も考えられます。集中力がないと弾けない箇所が特定できずに、延々とそこを繰り返してしまいます。

ピアノ練習のコツ3.隙間時間に練習すること

時間がなくても練習すること

たいていのピアノ学習者は、普段学校に行っていたり仕事に行っていたり、1日8時間と言うようなまとまった練習時間が取れません。こういった場合は、せいぜい1日3〜4時間が限界でしょう。

しかし、ピアノをもっと上達したいには練習するしかないのです。朝学校や仕事に行く前の30分でも練習することで、ピアノが上達します。そのような「隙間時間」を利用することによって、まとまってはいなくても分割して練習時間を確保することができます。

うまく時間を見つけること

時間というのは作り出すものです。「時間がない」と言っている人は、大抵ピアノを弾ける時間なのにスマホをいじっていたり、テレビを見てしまっていたりするものです。自分の生活を1度見直して、ピアノを弾く時間を探しましょう。

また、通勤通学の時間の電車の中やバスの中で、頭の中でピアノを練習することも可能です。頭の中で自分がピアノを弾くイメージをするだけで、練習と同じ効果があると、演奏科学研究者の古屋晋一さんは著書の「ピアニストの脳を科学する: 超絶技巧のメカニズム」で述べています。

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ピアノ練習のコツ4.効率を上げて練習すること

通して練習しないこと

効率を上げて練習してこそ、ピアノの練習の真価が発揮されます。まず、何度も通して練習する事は避けましょう。弾けない箇所を特定しないで何度も通すと、弾けていない箇所が弾けているように感じてしまいます。弾けていない箇所を弾けるようにするのが練習です。

弾けないまま繰り返さないこと

曲の中で弾けない場所と言うのは何箇所が出てくるはずです。そこを無視して練習していては、一向に上手になるわけがありません。なぜ弾けないのか、問題はどこにあるのかを考えて練習すると、すぐに弾けるようになるはずです(もちろん、長期的な指の問題などもありますが)。

まとめ

今回は、主に「練習時間」についてお話ししました。結局、練習時間は長いほどいいのです。それはもちろん集中が前提で、また効率が良いと言うことも前提にあります。この2点を踏まえたうえで長時間の練習をする事は、必ず上達につながります。皆さんもぜひ試してみてくださいね。

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