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どうも、音大生のこうきです。今回はピアノ練習におけるモチベーションについて考えてみました。本当はモチベーションに関わらず習慣によって練習ができるのが良いのですが、なかなかそうはいきません。アナリーゼすること、コンクールに出ちゃうことなど、モチベアップの方法を5個ご紹介します。皆さんは本当にピアノが好きですか?
目次
なぜモチベーションは下がるのか?
無料で見放題なんだよね~
なぜピアノ練習におけるモチベーションは下がってしまうのでしょうか?それは
- 練習の方法が悪くて上手くならないから
- そもそもピアノが好きではない
- どう弾いたら良いか分からない
- 最近忙しい
などの要因が挙げられます。練習の方法が悪くて上手くならない場合は、本サイト内の「練習法」の方のカテゴリーを見て頂ければ、よりよい練習法がわかると思いますので、ぜひ一読お願いいたします。
ピアノが好きではない方にとって、ピアノの練習とはまさに苦行。あなたはタバコが嫌いなのにタバコを吸い続けますか?好きではないことをやり続けるのはストレスが溜まったりイライラしたりするので、やめたほうが賢明でしょう。
どう弾いたら分からないあなたは、本サイト内のアナリーゼに関する記事をご覧になったり、和声の分析の書籍を読んだりして、とにかく分析してみましょう。楽譜に書いてある音を全て理解するには、分析が必要です。
お忙しい皆様、お疲れ様でございます。私のような音大生なら忙しくても練習しないとレッスンで先生の血圧を上げてしまうことになるので、嫌でも練習しなくてはなりません。
お忙しい皆様は、忙しいときでも弾きたくなるような作品を演奏するのがよいでしょう。たとえば…
- スカルラッティ:ソナタK.208 イ長調
- バッハ=ブゾーニ:目覚めよと呼ぶ声がする
- バッハ=ペトリ:羊は柔らかに草をはみ
- ショパン:ノクターンOp.9-2
- シューマン:子供の情景Op.15より「トロイメライ」
- ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
などなど、自分自身をも癒してしまう作品を演奏しましょう。
モチベーションアップ①他の人の演奏を聞くこと
この動画の音階の部分の手の動き方に注目!!
他人の演奏を聴くと、わたしは猛烈にやる気が出ます。演奏会を聴いている最中からモゾモゾしだして、早く帰りたい!と思うほどです(まぁ大抵夜遅くて弾けないんだけれど)。ぜひ演奏会に足を運んでみてください。
ここで難点なのが、なぜかYouTubeの演奏ではやる気が起きないこと。YouTubeは手軽にみられますし、なんてったってほぼ無料のようなもんです。気軽に聴ける今は、鑑賞に対する渇望が少なくなっているように思います(平成生まれ)。
今は大物ピアニストが東京を中心に演奏会をたくさん開いています。様々なピアニストの演奏を聴き勉強することは、必ずモチベーションアップにつながるはずです。自分は先月のチョ・ソン・ジン、行ってしまいました!
モチベーションアップ②作品を分析すること
もう!この曲どうやって表現したら良いんだよ!
と思い悩んでいる皆様は、作品をアナリーゼ(分析)することをオススメいたします。アナリーゼについてはこちらをご覧になれば大体わかります。
アナリーゼが目的となってはいけないのですが、少なくとも音符を理解することは、音楽を理解することに繋がります。また腑に落ちない音を演奏することは、腑に落ちない演奏に繋がります。
たしかに分析は面倒で、かなりの時間を要します。しかし、そうでもしないと私たちは演奏できないのです。天才と普通の人の考える量は、圧倒的に普通の人の方が多いです。そこを理解していないと、考えずに上手く弾けると勘違いして、痛い目に遭います。
残酷でしょうが、仕方のないことです。ちなみに私は和声に関しては天才だと思い込んでいます(盛大な勘違いなんだろうけどね)。少なくとも今のレベルでは困っていません。人にはほとんど努力しなくても勝手に出来てしまう事があるようです。
モチベーションアップ③コンクールに出ること
最近はアマチュアピアニスト向けのピアノコンクールが多く開催されています。学生のうちはどうしても音高・音大生が出場するので敷居が高くなってしまいますが、アマチュア部門であれば全く問題ありません。
自分で楽しむためにピアノを弾くのは限りなく良いことなのですが、どうしてもマンネリ化して、目標を見失いがちになります。そこで、どんと人の前で演奏するという目標をつけることで、モチベーションを爆上げすることができます。
もちろんコンクールに囚われて逆に練習したくなる可能性もありますので、気を付けてください。でもちょっとくらいなら、いいと思います。
モチベーションアップ④自分の演奏を録音すること
冒頭に音楽を持った演奏はこれが初めて
9.5割の人は自分の録音を聞くと
これが自分のエンソウ…?
となるはずです(何故か私はならない)。改善点が数兆個、いや、もはや那由多の領域に踏み入れてしまうかもしれません。しかし、演奏している最中はどうしても今聴いている音楽と実際に鳴っている音楽の間にギャップがあります。
自分の声を録音すると変な感じがすると思います。それは自分は自分の骨を伝わる音(骨伝導)を聴いているのが原因です。骨伝導の音は録音されませんからね。
そのように、楽器の演奏も、聴いている場所によっても大きく変わるのです。それは譜面台を立てるか立てないかという、一見些細なことに対しても起こります(ぜひ実験してみてくださいませ)。
モチベーションアップ⑤一旦ピアノから離れてみること
小さいころからピアノを弾いていると、もうピアノから離れられない!と思うことがあります。しかし、よ~く考えてみてください。あなたはピアノが好きですか?なぜあなたはピアノを弾いているのですか?
1度ピアノから離れると、よくわかると思います。あまり好きではなかった人は、ピアノ以外の趣味に没頭することとなるでしょう。しばらく弾かない予定だったのに、気が付いたらピアノを弾いていた、なんて方はもうピアノLOVEな方でしょう。
少なくとも音大生になるとモチベーションなど関係なしに練習しているので、そもそもモチベーションという概念を取っ払うのも、1つの方法のように思います。
まとめ
モチベーションアップにつながるような方法をいくつかご紹介しましたが、1番良いのはモチベーションに左右されずにコンスタントに練習を続けること。習慣にしちゃえば、モチベも何もなくなりますよ。歯を磨くのにモチベーションが必要ですか?
- 1 なぜモチベーションは下がるのか?
- 2 モチベーションアップ①他の人の演奏を聞くこと
- 3 モチベーションアップ②作品を分析すること
- 4 モチベーションアップ③コンクールに出ること
- 5 モチベーションアップ④自分の演奏を録音すること
- 6 モチベーションアップ⑤一旦ピアノから離れてみること
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