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男の子が演奏する作品は、やはり派手で、激しくて、速くて、音量が大きい作品が似合います。ですが、あえてドビュッシーのような繊細な作品を弾くことでも、ギャップ萌えを注ぐことができるでしょう。ぜひマスターして学校の音楽室のピアノで弾いてみてください。1日で彼女ができること間違いなしです。
Part1はこちら→【ピアノ発表会】発表会で映える!男の子が弾きたいピアノ曲30選
Part2はこちら→【ピアノ発表会】発表会で映える!男の子にオススメなピアノ作品10選part2
目次
ギロック:叙情小曲集より「海の風景」
ギロックは習いたての子には難しいと思われていますが、叙情小曲集の方であれば弾ける作品はほんの少しだけですがあります。この海の風景と言う曲は、和音の移動だけで済む作品なので、習いたての子でも頑張れば弾けるでしょう。
海の風景と言うだけあって、とても広い感じがします。ですが、この作品はなぜか単調で描かれています。海と言うとポジティブなイメージがありますが、ギロックはそうでは無いようです。冬の海なのでしょうかね。
ギロック:叙情小曲集より「はちどり」
こちらの作品は、さすがに習いたての子には無理です。ですが、同じ音形の反復なので、そんなに難しくないのが本当のところです。ギロックはピアノ教育者だったので、弾きやすい作品を作るのにたけていたのでしょう。
ハチドリは、ホバリング(ヘリコプターのようにその場でとどまる技術)ができる鳥で、そのホバリングの状態で蜜を吸います。これは、トリルの奏法にも言えることで、トリルを演奏するときは手首があまり動きません。つまり、手首がホバリングするのです。
平吉毅州:骸骨たちの陽気な踊り
法人作曲家の作品です。南の風と言う作品集に収められています。南の風と言う作品集には他にも、タイトルの南の風と言う素晴らしい作品が収められているので、ぜひ聴いてみてください(あまり発表会映えはしないかも)。
この骸骨たちの陽気な踊りと言うのは、とても軽いリズムとは音によって表現されています。ギロックはリヒャルトシュトラウスのサロメのようなグロテスクな表現を知っていますが、ここではあくまで子供向けに描かれています。
バダジェフスカ:乙女の祈り
とても有名な作品ですが、きちんと弾く人はあまりいません。なぜなら、この作品はオクターブとアルペジオの演奏法がとても難しいからです。男の子ががっつりオクターブを演奏できると、とてもかっこいいです。
あまりに有名な作品なので、ミスをすると目立ってしまいます。ですが、このオクターブのパッセージとアルペジオのパッセージは弾きやすく作られているので、ミスしにくくなっています。よくさらって、緊張している状態でもうまく弾けるようにしましょうね。
ショパン:ワルツ遺作 ホ短調
ショパンは2つのワルツの遺作を残しています。ですが、ショパンはフォンタナに「僕が死んだら、引き出しの中にある作品は全部燃やして捨てるように」と頼んでいたのです。それなのに、フォンタナは出版してしまいました。フォンタナが偉いのか、ショパンが悲しんでいるのでしょうか。
ともかく、もう1つの遺作の作品よりこちらの方が難しいです。ですが、聞いたよりは難しくありません。男の子なので、手が大きいのを利用し、オクターブのパッセージをものにしてしまいましょう。かっこよく弾きたいですね。
ショパン:エチュードOp.10-12「革命」
ショパンエチュード、特に革命は超難しい作品と思われがちですが、実際はそんなことありません。むしろ、革命はショパンエチュードの中ではそんなに難しくない部類に入ります。意外ですね。
左手がかなり動くので、よく練習しましょう。また、右手のオクターブの旋律がしっかり聞こえるように、手首を柔らかくして演奏しましょう。はっきり、情熱的に演奏してくださいね。男の子が学校で弾いたら、モテモテです。
ラフマニノフ:絵画的練習曲Op.33-5
ちょっとマイナーな作品ですが、面白い作品です。絵画的練習曲集は作品33と39がありますが、こちらは33の方です。33は地味な曲が多いのですが、この作品は地味でも入映える作品です。6番もオススメですよ。
この作品で怖いのは暗譜です。努力を平気で裏切ってくる奴なので、完璧に頭に音を入れましょう。また、ラフマニノフ特有のものすごく広い和音が駆使されているので、なんとかアルペジオにして拍通りに演奏できるようにしましょう。
ラフマニノフ:絵画的練習曲Op.39-9
こちらは作品39の方です。39はどれもど派手で、どの作品も優れていますが、特に最後の第9番はラフマニノフの真髄ともいえる作品です。39でオススメなのは、1番、5番、6番ですが、1番弾きやすいのは9番です。
引きやすいといっても、音が1番多いのは9番です。和音で動く場面があまりに多いので、暗譜が飛びがちです。しっかり暗譜してください。また、力が必要な曲なので、演奏する前にはぜひ筋トレをしてから演奏してくださいね(嘘
プロコフィエフ:ピアノソナタ第8番「戦争」Op.84より第3楽章
単品で演奏されることも多いこの作品。第7番のソナタは戦争描写していることがすぐにわかるので良いのですが、この第8番はあまりにドロドロしてしまっていて、もうなんだかわからないです。特に第3楽章が、気が狂ったような作品です。
特に難しいのは店舗です。皆さんの思っている以上に演奏してみると早いです。その割には、早く弾けるように作られていないので、人間が弾けるレベルをちょっと超えています。ですが、人間が弾けているのは証明されてしまっているので、是非頑張ってみてくださいね。
ハチャトゥリアン=シフラ:剣の舞
こちらは、人間が演奏するレベルほど派手に超えてしまった作品です。多分誰にも弾けません。演奏できた方はぜひ動画をYouTubeに上げて、私までご連絡ください。豪華景品を用意していますので(弾けたらね
まとめ
男の子が演奏するピアノ発表会の作品は、やはり元気で派手な作品が良いでしょう。また体格を生かして、オクターブや和音が多い作品を選ぶのも、カッコ良いでしょう。特に革命を学校で演奏出来れば、彼女が秒で作れると思いますよ!
- 1 ギロック:叙情小曲集より「海の風景」
- 2 ギロック:叙情小曲集より「はちどり」
- 3 平吉毅州:骸骨たちの陽気な踊り
- 4 バダジェフスカ:乙女の祈り
- 5 ショパン:ワルツ遺作 ホ短調
- 6 ショパン:エチュードOp.10-12「革命」
- 7 ラフマニノフ:絵画的練習曲Op.33-5
- 8 ラフマニノフ:絵画的練習曲Op.39-9
- 9 プロコフィエフ:ピアノソナタ第8番「戦争」Op.84より第3楽章
- 10 ハチャトゥリアン=シフラ:剣の舞
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