【ピアノ発表会】発表会で映える!男の子にオススメなピアノ作品10曲part2

【ピアノ発表会】発表会で映える!男の子にオススメなピアノ作品10選part2 楽曲紹介
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どうも、音大生のこうきです。今回は、男の子向けにピアノ発表会のオススメ作品を10曲選んでみました。男の子に似合う作品は、速い、長い、音が大きい、かっこいい、難しい、激しいといった作品です。男の子は力があるので、難しい作品でもあっという間に弾いてしまうことがたまにあります。ちょっと難しい作品をあげてみて、実力アップにつなげてみてはどうでしょうか?

【ピアノ発表会】発表会で映える!男の子にオススメなピアノ作品10選part1はこちら

目次

ブルグミュラー:25の練習曲集より「別れ」

最近は、ブルグミュラーのエディションがたくさんあって面白いですね。私は全音の楽譜を使いましたが、もうボロボロです。学校で分析の授業があったときには、音楽の友社のエディションを使いました。余白が広くて使いやすいんですね。

この作品を男の子が発表会でエモーショナルに、感情込めて演奏するととても様になります。想像してみてください。足台を使った男の子が、1度鍵盤に触ると、ピアノからは感情溢れた「別れ」が聞こえると言う状況を。

ギロック:ソナチネより

ギロックはピアノ教育者だったので、様々なスタイルの作品を書いていますが、このソナチネはより現代に近い形です。導音が半音下がっていると言う旋法のような作品のつくりをしています。作品の規模も、とても適切です。発表会でも使える作品がたくさん遺されています。

第1楽章は速くなりがちなので、そんなに速く弾かなくて大丈夫です。特に男の子は速くなってしまいます!第2楽章は拍子が曖昧になりがちなので、強拍と弱拍の差をしっかりつけましょう。第3楽章はたった2ページですが、内容の濃い作品です。アンコールに演奏するのも良いかもしれませんね。

ブルグミュラー:18の練習曲集より「大雷雨」

25の練習曲集の方が有名ですが、ブルグミュラーは18の練習曲集も書いています。ちなみにブルグミュラーという名前、原語で書くと「Burgmüller」で、発音的には「ブルクミュラー」が正しくなります。だって「Berg」は普通にベルクじゃん?

左手のオクターブの練習曲なので、あまり手の小さい人にはオススメできません。ですから、また、弾けたとしても左手が調子に乗って音量が大きくなってしまうので、左右のバランスに気をつけましょう(特に男の子ね)。後半は静かになっていくように、前半で思いっきり発表会のホールでフォルテを楽しみましょう。

デュラン:ワルツ

発表会の隠れた名曲です。デュランの作品は残念ながらこの作品しか知りません。また、意外と作品集の中にも含まれていないので、発掘するのは大変です。ですが大丈夫です。すでに音大生のこうきが発掘済みですから!

非常に長く速い作品ですが、繰り返しが多いのでそんな事は感じないでしょう。問題は冒頭と最後です。最初はアルペジオが大変なので、よくさらいましょう。まだ最後は力つきて和音の進行が途切れてしまうことが度々あるので、どんな状況でも弾けるようにしておきましょう。まぁ、男の子なら大丈夫かな?

エステン:アルプスの鐘

ヨーロッパにはキリスト教の教会がたくさんあるので、時報がわりに鐘が鳴らされています。これはヨーロッパやロシアの作曲家のアイデンティティーを形成したもので、リストやラフマニノフが、鐘をモチーフに作品を残しています。

アルプスの鐘は、非常に深い音色の鐘から、軽くきらびやかな鐘まで鳴らされます。鐘の音が響いてきて、その後はよりくっきりしたものになり、堂々と鐘は鳴らされるのです。まるで、あの鐘を鳴らすのはあなたと言わんばかりに。発表会の鐘を鳴らすのはあなた!

エステン:アルプスの夕映え

エステンはオーストリアの作曲家なので、アルプスは間近に見ていたと思います。そのアルプスの夕映え、いつか見てみたいですね。オーストリアは意外と山のほうにあるので、ほとんどアルプスに住んでいると言って良いのかもしれません。

こちらも、先に紹介したアルプスの鐘のように、鐘のモチーフが度々出てきます。アルプスの夕映えと言う夢大な景色のBGMは、アルプスの鐘です。男の子が雄大に発表会のホールで響かせたらどんなにいいことでしょう。こんな、白黒映画のような情景は他にありますでしょうか。ぜひプログラムは連続にしてくださいね。

ワイマン:銀波

全音ピアノピースに入っているこの作品。実際に買ったことがないとわからない作品ですが、とても面白い作品です(自分はただ弾いてみたいから買ってみた)。少しコンサートピースのような安っぽさはありますが、発表会で弾くには充分でしょう。

変奏曲になっていて、徐々に音が多くなっていきます。相当指のまわる人でないと弾けない箇所がたくさんあるので、チェルニー30番以降の方が演奏してください。オクターブも多用されるので、男の子向けと言えます。でも、楽譜を1冊(1曲)もっていくのは良い事かもしれません。

ショパン:スケルツォ第1番Op.20 ロ短調

突然難易度が上がってしまいましたね。でも、ショパンのスケルツオとバラードを含めて1番簡単なのはこの作品でしょう。繰り返しが多いのと、意外と手にはまりやすい音型が特徴的で、発表会には引っ張りだこの作品です。

ポイントは指先の神経の集め方です。この曲の指示に「火のように」とあります。燃え上がる炎のような演奏は、敏感な感触から生まれます。和音を挟むと指先の神経が薄くなってしまいがちなので、気をつけてくださいね。ゆっくり練習することをオススメします。男の子はとにかく速く弾きたがるんだけど…。

ショパン:練習曲Op.10-4

はい、とても難しい作品です超難しい作品です。でも、発表会で弾いたら注目の的を独り占めですね。弾いちゃいませんか?弾いちゃいましょうよ!そう!そのいきです。大丈夫、この作品についてはきっちり記事に残してあるのでこの記事を読めば大丈夫です。男の子が発表会でこの曲を弾けば、女の子はイチコロです!

プロコフィエフ:ピアノソナタ第7番Op.83より

はい、まぁほとんどの人とが弾けない作品といっても過言では無い作品です。でも、この作品はやっぱり発表会で男の子が弾くととってもかっこいいので、ぜひチャレンジしてみてください。頑張って記事にするので少々待ちください。

演奏するなら、第1楽章のみか、第1楽章と第3楽章か、第2楽章と第3楽章です。第3楽章単体は少し短すぎるのでやめたほうがいいと思います。第1楽章と第3楽章は9度が連発するので、よほど手の大きい人じゃないときついと思います。

まとめ

初心者向けの作品から、超うまい人向けの作品までご紹介しました。検索ワードを見ると、やはり男の子のピアノ曲の選び方は難しいようで、よく検索されているようです。安心してください、このサイトでは発表会の作品を100以上紹介しているので、きっとあなたには作品が見つかるはずです。詳細はこちらまで。

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