【ピアノ発表会】発表会で映える!難しく聞こえるピアノ曲10選part3

【ピアノ発表会】発表会で映える!難しく聞こえるピアノ曲10選part3 楽曲紹介
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どうも、音大生のこうきです。今回は発表会で映える作品を10作品選んでみました。part3ですね。こちらは小学生から大人まで対応しました。発表会で映える作品を量産したドビュッシー、ショパンにベートーヴェンや、平吉毅州の作品も入っています。発表会で映える作品とは、長くて速い曲です。繰り返しが多くても、曲が長ければOK!

目次

平吉毅州:骸骨たちの陽気な踊り

邦人作曲家の平吉毅州が書いた「南の風」という曲集の中に収められている作品です。他の邦人作曲家の曲集と言えば、湯山昭の「お菓子の世界」が大変有名です。特に「バウムクーヘン」が良く弾かれる作品でしょうか?

この作品はリズムに特徴があります。非常に軽いリズムと左右同じリズムで、陽気な踊りを表現しています。「骸骨」だから軽いんでしょうね。ラヴェルの「絞首台」とか、R.シュトラウスのオペラ「サロメ」のようなグロテスクさはありませんから、ご心配なく。

※サロメでは生首にキスをする場面が、あるんですよねぇ…。

平吉毅州:真夜中の火祭り

こちらは南の風には入っていませんので、別の楽譜が必要ですね…。ごめんなさい。

この作品も特徴的なのはリズム。4分の3拍子や8分の6拍子が混在するような拍子で、奏者を惑わせます。聞いている分にはノリが良くて気持ち良いのですが、演奏する方は、もう…(簡単じゃねーじゃんかよ)。

いいえ、大変なのはリズムだけなので、なんとか弾ききることはできると思います。難しく聞こえますし、そんなに難しくないはずです。この作品で才能を開花させたピアニストも、いるんですよ!

ツェルニー:ウィンナー・マーチ

げ、ツェルニーに簡単な曲は存在しねーよ!と思っている皆さん、そこがミソです。大変そうな作品は誰も弾かないし、難しそうだと思います。しかし、そこをあえてついて演奏することで、名声を獲得することが出来るのです。

ここでいう「ウィンナー」とは「ウィーン風」の意味です。ウィンナーコーヒーやウィンナーワルツがありますね(小さい子はもはやソーセージマーチだと思っているんだろうけど)。しっかり教えてくださいね!

モーツァルト:ピアノソナタK.332 ヘ長調

ごめんなさい、ソナタ第〇番って書けなくて。音大生は作品番号で覚えてしますので、たとえば「ショパンのワルツ第7番いいよね!」と言われても分からないのです(まぁ全曲把握していれば1曲目から数えるのだが)。

K.332はモーツァルトのコミカルな一面が見られる名曲です。レガートな部分、スタッカートな部分、それに加えて激しい部分。モーツァルトのオペラは実はとてもコミカルで、特に「故事・ファン・トゥッテ」がおススメです。

ベートーヴェン:ピアノソナタ第5番 Op.10-1

モーツァルトで「作品番号しかわからない」とか言っていたのに、この作品番号は度忘れしてしまいました。そうだ、5.6.7番は1セットなんだ。覚えました。ショパンのOp.10-1はハ長調、なんだか運命を感じてしまいますね。

ベートーヴェンのソナタと言えば、大抵難しく聞こえるものです(Op.49以外)。冒頭の和音から迫力満点!速い付点のリズムは聴衆を釘付けにします。第3楽章も大変面白い作品なので、余裕がありましたらどっちも弾いちゃってください。

ベートーヴェン:ピアノソナタ第6番 Op.10-2

ベートーヴェンのヘ長調というだけで田園が浮かんでしまいますが、まさにそんな感じの作品。常に前向き、この作品は失望や絶望、落胆という言葉を知らないようです。ショパンのOp.10-2は…例の半音階でしたね。

和音の奏法が難しいし、装飾音も超スピードで入れないといけないし、さすがにちょっと難しい作品です。でも、第2.3番(Op.2-2.3)よりは弾きやすく作られているので、頑張って弾いてくださいね~。

シューベルト:即興曲Op.90-2

ここからは指が動くことが前提です。この作品は意外と弾かれないのですが、ほとんど音階で構成されています。中間部は和音の奏法が見えますが、その奏法が作品にアクセントを加え、名曲に仕上げられました。

シューベルトはたまにめちゃくちゃ難しい作品を書いちゃうのですが、この作品はロジックに、人間が弾けるように作られています。Op.90-4も名曲ですし、Op.90-3はシューベルトの作品中1番美しい作品です。Op.90-1は…(ちょっと地味なんだよね~)。

ショパン:軍第ポロネーズOp.40-1

この作品は手はあまり動かないけれど、手の大きさはあるぜ!という方向けの作品。ショパンの作品は手首の柔軟性が求められて難しいのですが、この作品はむしろ手首を固めて~!という作品です。

もちろん16分音符の連打は少し難しいですが、そこらへんは乗り切ってください。男の子に人気がある作品なのですが、もちろん女の子が弾いてもかっこいいです。ガツンと言ってやりましょうよ!

ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女

いきなり大人な作品になりましたね。この曲名を聞いて歌謡曲が浮かんだあなたは昭和世代。僕はもちろん知りません(平成生まれももう世代が…)。ちなみに亜麻色とはタコ糸のような少し茶色がかった感じ、そんな髪色の人って白髪ってこと…?

この作品の素晴らしい点はなんといってもたった2ページしかないところ。2ページしかないところ!(大事なことなので2回)。まぁ、2ページの中にすべてが詰まっているので難しいとも言えます。まぁ、20ページの曲は20ページ分詰まっているから、2ページの方が楽だよ、うん。

ドビュッシー:ベルガマスク組曲より「月の光」

もう発表会ではこれ弾いておけば良いです。知名度に映えに難易度に、全てがそろった超名作なのです。もう、これ以上に発表会で弾くべき作品はありません。音大生こうきごり押しいたします。

あえてこの作品の欠点を述べるとしたら左手が難しいところ。曲が動きだしたところで一気に左手が動き出すので、ちょっと難しいです。でも、ここは聞いても難しい箇所なので、ここくらいは何とか乗り切ってください!

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まとめ

発表会の曲決めに困っているみなさん、このサイトを見ていただければかならず運命の1曲が見つかりますので、頑張ってみてみてください!

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