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どうも、音大生のこうきです。今回は大人気シリーズ「低学年にオススメの発表会の作品10曲」をお届けいたします。今回から、初心者(習いたての子)の作品を充実させました。有名でありかつ弾きやすい作 曲を選出しました。オススメの発表会の曲はベートーベンやドビュッシー、ギロックの作品です。発表会の注目の的になるのは、あなたです。子供(低学年) にはうんとチャレンジさせて、演奏の向上を図りましょう。 そして、発表会の華となれますように!
目次
【初級編】習いたての子
子犬のマーチ
子犬のワルツは習いたての子はまだ難しいですが、子犬のマーチであれば簡単に弾くことができます。小学校低学年で、鍵盤ハーモニカで演奏する学校も多いようです。ここでは一足先に、発表会で演奏してみましょう。
マーチと言うのは、行進曲と言う意味。有名な行進曲には、トルコ行進曲や、ヴェルディのオペラ「アイーダ」より凱旋行進曲などがあります。特に凱旋行進曲は今ではサッカーのテーマ曲としてあまりに有名すぎます。
森のくまさん
習いたての子の選曲はとても難しいです。発表会までの期間飽きないようにしなければならないので、小学校低学年でも知っている作品を取り上げなければならないです。それでもって、ピアノの上達に貢献する作品。ピアノの先生は考えることがたくさんあります。
森のくまさんであれば、子供向けの番組や、幼稚園や保育園で聞いたことがあると思います。このような作品は、大きいお姉さんやお兄ちゃん、また保護者の方も一緒に連弾として演奏すると、とても発表会では映えます。
おばけなんてないさ
簡単そうに見えますが、リズムはとても厄介な作品です。小学校低学年に3連符を教えるのはとても難しいので、リトミックなど、効果的な勉強方法をとって下さい。ちなみに、僕は小学校4年生位まで9時までに寝ないとお化けが来ると思っていました。
小学校低学年ですから、可能性は無限大です。少し難しい曲を与えても、あっという間に演奏してきてしまうのが子供です。ちょっと難しいと思っても、発表会の機会にあえてチャレンジさせてみましょう。案外さらっとやってしまうかもしれません。
【中級編】バイエル後半程度
グリンカ:アラゴンのホタ
アラゴンのホタと言うのは、様々な楽曲に用いられています。有名なのはリストのスペイン狂詩曲です。この旋律はいろいろな楽曲で聴くので、この旋律を探すために様々な楽曲を聴くのも、勉強になると思います。スペインの曲に多く入っています。
この曲を少しやっておくことで、大人になった時、リストのスペイン狂詩曲を聞いた際に「あー、グリンカのあの曲やったなぁ」と思い出すのです。懐かしの発表会に、いずれなりますように。まぁ、リストのスペイン狂詩曲はこのサイトでも紹介していない位難しい作品なんだけど。
ローデ:操り人形
発表会用の作品集にたまに入っている作品です。今回の中級編で1番テンポの速い作品。指のよく回る子が演奏するべきでしょう。しかし、指の回らない子でも、いずれ変わるようにしなくてはならないため、とても勉強になる作品です。
今の小学校低学年(2011年生まれ!?)は、マリオネットと聞いて通じるのでしょうか。操り人形はやはりマリオネットのイメージでしょう。人形師が人形を操って物語を進めていくような、陽気な雰囲気を持つ作品です。はつらつと元気な演奏をしましょう。
ギロック:秋のスケッチ
ギロックの抒情小曲集の中に入っている作品です。私はこの曲が大好きすぎて、このサイトで紹介するのをためらっていたのですが、別に紹介しない意味もないなぁと思い、今回入れてみることにしました。本当に優れた作品です。
たまにものすごくテンポの遅い演奏を聞きますが、それは付点二分音符と四分音符のテンポ設定を間違えていると思います。ギロックは付点二分音符でテンポ設定をしているので、必ずそちらに合わせましょう。秋の哀愁漂う作品です。秋の発表会なら良いのですが!
カバレフスキー:ソナチネ
ギロックではなく、ロシアの作曲家カバレフスキーの作品です。カバレフスキーの他の有名な作品は、道化師やトッカティーナがあります。子供向けの教材としてよく使われる作品なので、ご存知の方も多いと思います。小学校低学年であれば尚更!
このソナチネは、付点のリズムの引き分けの練習曲でもあります。僕はこのリズムの違いが全く理解できず、先生に呆れられたことがあります。図式化するとわかりやすいことがあるので、うまく頭に描いて説明してあげると良いですね。
【上級編】よ〜く弾ける子
ドビュッシー:アラベスク第1番
こんな曲、小学校低学年の子供が発表会で演奏できるのか!と思うかもしれませんが、きっちりと勉強している子は、このような作品も演奏できてしまうのです。もちろん、2対3のリズムは厄介ですが、感覚で乗り切ってしまいます。
ただし、手の大きい子に演奏させてください。やはりドビュッシーなので、幅の広いアルペジオがたまに出てきます。その際、でも小さいまま演奏すると変な癖をつけてしまう原因になるので、そのような場合はショパンの子犬のワルツなどを演奏させましょう。
ベートーヴェン:エリーゼのために
こちらも大変有名な作品です。エリーゼではなくテレーゼだと言うのはもうご存知でしょう。ベートーヴェン は楽譜も字もとても汚かったのです。実際、ベートーヴェンのピアノソナタ第24番はテレーゼと言う名前で親しまれています。
テンポの速いところに最初のテンポを合わせましょう。テンポが速いからといってそこの部分を遅くしてしまうと、そこの部分だけ音楽から外れてしまいます。最初からゆっくり弾けば、早いところもゆっくり演奏できますよね?貴重な発表会という本番、おじゃんにしないように!
ギロック:夏の嵐
若干、若干ですがショパンの革命のような雰囲気を持つ作品です。そのかわり、とても難しいです。んですが、恩恵が一定なので、めちゃくちゃ難しいわけではありません。小学校低学年の発表会でも、上手な子であれば演奏可能だと思います。
今でこそゲリラ豪雨が有名になってしまいましたが、やはり夏の嵐は強いものです。風が強く吹き、滝のような雨が降り、天から雷は落ちます。荒れ狂った嵐を表現してください。そして、ちょっと革命のような雰囲気を味わってください。
まとめ
小学生、とくに低学年のポテンシャルは凄いものがあります。ちょっと難しいと思っても、あえてチャレンジさせてみると新たな発見があるかもしれません。しかし、あまりに難しすぎる曲は、子供の自信をそいでしまいます。ちょっと努力すれば演奏できるような作品を与えてみましょう。
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