にほんブログ村
どうも、ピアノ部部長、音大生のこうきです。今回は音大生の練習時間を大公開しようと思います。と言っても、実は練習時間は練習内容によって変わるので、まちまちなのです。大体2~3時間ですかね。6時間以上練習が必要な人は確実に効率の悪い練習をしているでしょう。
そんな中で大切なのは「練習計画」。みなさん、行き当たりばったりで練習していませんか?気が付いたら本番2週間前、全体的に仕上げなきゃと思い全体をさらうもうまくならず、結局ほとんど変わらない状態で2週間が過ぎます。
練習で大切なのは「上手くなっている」という実感です。ここで「私なんて下手だし…。」という謙遜は不要です。毎日上達していくことでのみ、ピアノは上手くなります。漫画や映画のような「その時」は私たちには来ないのですよ。
目次
練習時間の決め方
厳密に決めないこと
私も以前までやっていたのですが時間を厳密に決めると、その計画はなかったことにされることが多いです。「9時から10時半までさらうぞ!」という気持ちでいても、なんだかんだゴミ出しや掃除をしていると9時を過ぎ、あぁ過ぎちゃったならやらなくてもいいか、となるのです。
人間は決めたことができないと、もはやその決めたことはどうでもよくなるのです。しかし、考えてみてください。9時に練習できる環境にいても、お腹が痛くなるかもしれません。宅急便が来るかもしれません。そうしたら、9時に練習することはできませんよね?
練習時間はアバウトでいいのです。「午前中にあそこ練習して、ごごあれ弾いて、夜はあの曲譜読みしよう~」って感じで良いのです。あなたは充分練習しています。もうちょっとcommodo(気らくに)にいきましょうよ!(気楽に決めた方が計画が進む確率はグンと高まりますよ)
午前・午後・夜や練習の回数で分けること
まじめな方の練習方法はこうです。「今日は雑務をこなしてから夜に3時間ピアノを弾こう」「今日はしっかり5時間練習しよう」。はっきり言ってこんなに厳密に決めても、実行率は高くありません。
それどころか、この計画通りに動けない自分を責めるのです。自分でこなせない計画を立て、自分が実行に移せなくて自責の念に駆られる。なんて不遇なのか…。
練習時間は適当でいいのです。結果的に3時間弾いているかもしれませんし、それより少ないかもしれません、。しかし、大事なのは「上手くなったかどうか」です。上手くなった1時間と、上手くならないで嫌々弾いた3時間、どちらの方が有意義でしょうか?
練習時間を記録すること
「それでも自分の練習時間は把握したい!」方は、自分の練習時間をあらかじめ決めるのではなく、練習した時間を記録しましょう。決めた練習時間をこなすのは辛いですが、自分で練習時間を作り出していくのは気持ちが良いことです。
また、難しい箇所をいかに早く弾けるようにするか、というゲームも出来ますね。今まで譜読みに8時間かかっていたのに、いつの間にか6時間で済むようになっていた!など。練習時間は決めるものではありません。作り出すものです!
練習時間を盛りすぎないこと
練習時間を記録すると、自分がどれだけ練習しているか把握することができます。それが故、自分がいかに練習していないかも浮き彫りになります。1~2時間の日が続くと、心配になりますよね。
しかし、練習時間を成長の度合いの測りにすることは間違っています。上手くなる1時間と、上手くならない3時間、どっちの方が大切かは誰でもわかるはずです。大事なのは自分が上達しているという感覚です。上達を感じられない練習ほど、人生を無駄にする時間はありません。
練習内容の決め方
時間内でできることを練習すること
時間は有限で、私たちが覚えられる量も限られています。1時間でプロコフィエフのソナタを覚えることはきっと無理です(天才もいるけどね)。分割し、少しずつでしか覚えられないのです。
それを一気に覚えようと計画を立てても、無理なことは明らかです。家は1日では建たないのです。自分の覚えられる量を把握しつつ、より覚えられる量を増やす方法を考えていきましょう。
効率の良い練習方法を紹介しているのはこちら
練習内容を盛りすぎないこと
上手くなろうという意思がある人は、早く上手くなりたくて堪りません。その結果、自分のキャパ以上に練習内容を盛り、結局何もできないという恐ろしい事態が起きがちです。
ピアノは突然上手くなるものでもなければ、たくさん練習すれば上手くなるものでもありません。1つ1つ着実にこなしていくことでしか、ピアノは上達しません。階段を一気に10段駆けあがるのは無理ですが、1段ずつ着実に登っていくことはできますよね。
練習内容で、練習時間を予想こと
ここを弾くには大体何分必要、というのはなかなか当たらないのですが、慣れれば大体予想できるようになります。予想と実際にかかった時間を比べるゲームなんてしちゃって!人生はゲームです。
そう、練習内容を決めて練習時間を予想し、実際の時間を記録します。もはや、自分の人生は自分でコントロールできるようになるのですよ。(フフフ
まとめ
練習時間決めるものではなく、予想するもの。もしくは結果です。練習時間を上達の指標とするのは大バカ者がやることで、全く意味がありません、時給1,000円の練習を1時間やるのと、時給50円の練習を3時間やるのは、どちらが効率あが良いですかね?
練習において大事なことは「上手くなっていると自覚すること」です。上手くなっていない練習は全て無駄です。価値がないのです。上手くなったと実感できる練習を心がけましょう!
(無駄から学ぶというが、その無駄は必然なのである)←何言ってんだか俺
コメント